2013年12月08日

ニッカ・カフェグレーン

 欧州で先行販売されて好評を博したニッカウヰスキー社のシングルグレーンウイスキー「カフェグレーン」が、BAR599にも入荷しています。

ニッカ・カフェグレーン
 ウイスキーは穀物から作られますが、大麦麦芽のみを原料とするものがモルトウイスキーで、トウモロコシ等その他の穀物※を原料とするものがグレーンウイスキーです。

※細かい話ですが、未発芽の大麦を原料としてもグレーンウイスキーになります

 グレーンウイスキーは通常単体で商品としてボトリングされることはまれで、ほとんどがブレンデッドウイスキーを作るためにモルトウイスキーとブレンドされます。

 それはグレーンウイスキーの酒質がモルトウイスキーと比べてとてもおとなしく、グレーンウイスキーごとの個性にもモルトウイスキーほどの差がないからなのですが、ニッカ社のグレーンウイスキーは、世界でも数少ない旧式の連続式蒸留機「カフェスチル※」で蒸留されるため、穀物由来の甘い風味を持ったウイスキーが出来上がるのです。

※コフィースチル/パテントスチルとも呼ばれ、ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所にあります

 BAR599でも人気のある「ブラックニッカ8年」を始めとするニッカ社の甘く美味しいウイスキーは、このカフェスチルで蒸留された風味豊かなグレーンウイスキーがあってこそ作られるのです。

 ならば是非、そんな素晴らしいグレーンウイスキー自体を、BAR599でお試し下さい。モルトウイスキーともアメリカのバーボンウイスキーとも違った、もう一つのウイスキーの魅力をご理解いただけるかと存じます。


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Posted by 鎌田 賢一 at 21:03 │ボトルのご紹介