2013年06月30日

蒸留所数え唄 GLENMORANGIE グレンモーレンジ

 5月のスコットランド研修旅行では、ブリテン島本土の北ハイランド地方の蒸留所を中心に訪問しました。彼の地では最大の街インバネス(それでも人口5万数千人)に連泊して、A9という幹線道路からアクセスしました。

 グレンモーレンジ蒸留所は、生産規模でもブランド力でも、業界をけん引する存在の一つでしょう。
 その上質なハチミツのような香味から、モルトウイスキーが「甘い飲み物」であるという前提をご説明する際に、かまけん店長がよくお勧めする一本です。

 現在はオーナー企業がおフランスのルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー社)なので、潤沢な資金力と洗練された販売戦略によって、特に活気を感じる銘柄です。
 実際に、蒸留所のビジターセンターと店員さんの雰囲気は、百貨店の中にいるようでした。

↓そんなグレンモーレンジ蒸留所の写真は、こちらのwebアルバムでご覧下さい
スコットランドと私/5日目/グレンモーレンジ、ダルモア、バルブレア、インバネス泊
  


Posted by 鎌田 賢一 at 19:19ボトルのご紹介

2013年06月29日

蒸留所数え唄 TALISKER タリスカー

 間に一日の移動日を挟んでやっとたどり着いたスカイ島は、正に地の果てのような荒涼とした景色が広がっていました。

 マーマレードに白コショウを軽くふりかけたような、もちろん誰もそんなことはしないのですが、そんなタリスカーの酒質は孤高の存在で、かまけん店長を含む多くのウイスキーファンに愛されています。

 BAR599にも新しいデザインのラベルになったタリスカーが入荷しました。
 実際にタリスカー蒸留所のビジターセンターで買って来た本邦未発売の「タリスカー・ストーム」は既に売り切ってしまいましたが、改めてオフィシャルボトルの10年ものを飲むと、草とヘザーと岩に覆われたあのスカイ島が思い出されます。

↓そんなタリスカー蒸留所を含むスコットランド研修旅行のwebアルバムはこちらから
スコットランドと私/4日目/スカイ島、タリスカー、ネス湖、インバネス泊
  


Posted by 鎌田 賢一 at 05:58ボトルのご紹介

2013年06月28日

蒸留所数え唄 TOBERMORY/LEDAIG トバモリー/レダイグ

 かまけん店長がスコットランドで訪れた蒸留所を思い返す「蒸留所数え唄」シリーズ第2弾は、マル島唯一のトバモリー蒸留所です。

 トバモリー蒸留所では、写真右の「トバモリー」の他にも、麦芽にピートを焚き込んだスモーキーな「レダイグ」も生産しています。とても小さな蒸留所ですので、半年ごとに製品を作り分けているのだそうです。

 「LEDAIG レダイグ」は、島の人がゲール語で発音すると「レイチェック」と聞こえました。本邦では「レダイグ」でよろしいでしょうが、全く違う発音に驚きました。

 アイラ島のモルトウイスキーはなくてもスモーキーでまた別の個性がある、美しくのどかなマル島のウイスキーを、どうぞBAR599でご賞味下さい。

↓そんなマル島の風景も写っているwebアルバムはこちらから
スコットランドと私/1~2日目/出国、グラスゴー泊、オーバン、トバモリー、マル島泊
  


Posted by 鎌田 賢一 at 02:47ボトルのご紹介

2013年06月26日

蒸留所数え唄 OBAN オーバン

 スコットランド研修旅行で実際に訪れた蒸留所を思い返しています。

 最初に訪れた蒸留所は、西ハイランドのオーバン蒸留所でした。
 写真は代表的なオフィシャルボトルの14年もので、現実的にはこの銘柄がオーバンのオフィシャルボトルのほぼ全てで、ボトラーズブランドのものもまず見かけません。

 アイラ島を含むヘブリディーズ諸島とブリテン島本土のハイランド地方の中間に位置するその立地そのままに、島と本土のモルトウイスキーの個性をバランスよく併せ持った、コクのあるシングルモルトウイスキーです。

 オーバンは業界最大手ディアジオ社の系列ながら市街地にあるため規模は特に小さく、岩盤の崖が熟成庫の背後まで迫っている独特の地形のため、これまでもこれからも変わらない/変われない宿命を持った蒸留所なのです。
 それを目の当たりにして、マネージャー氏からなぜオーバンは14年もののオフィシャルボトルにだけこだわるのかを熱く語られて、かまけん店長はますますオーバンが好きになりました。

↓そんなオーバン蒸留所を含むスコットランド研修旅行の写真は、こちらのwebアルバムです。
スコットランドと私/1~2日目/出国、グラスゴー泊、オーバン、トバモリー、マル島泊
  


Posted by 鎌田 賢一 at 19:56ボトルのご紹介

2013年06月26日

クラガンモアまつり

 只今BAR599では「クラガンモアまつり」を実施中です。


 写真左から、オフィシャルボトルの「クラガンモア12年」、
ブラックアダー社ロウカスクシリーズの「クラガンモア1993年(19年熟成)」、
ダンカンテイラー社オクタブシリーズの「クラガンモア1992年(19年熟成)」、
ダンカンテイラー社ピアレスシリーズの「クラガンモア25年」、
ザ・ソサエティの「37.53クラガンモア27年」、
ゴードン&マクファイル社シークレットスチルシリーズの「No.3クラガンモア1978年(33年熟成)」です。

 クラガンモアは、かまけん店長がモルトウイスキーの世界にどっぷり浸かるきっかけになった銘柄の一つです。真っ赤に熟れたリンゴの皮のような香りがする、華やかで軽やかに甘いスコットランド・スペイサイド地方の銘酒を、どうぞBAR599で飲み比べて下さい。  


Posted by 鎌田 賢一 at 03:42ボトルのご紹介

2013年06月19日

桜桃忌と私

 本日は桜桃忌です。

 BAR599ではニッカウヰスキー社のシードル(発泡性リンゴ酒)をお勧めしています。

「N君、何も構わなくていい
 ただ、リンゴ酒だけは・・・」   ※『津軽』より

 酒を愛した太宰にとっては、リンゴ酒は故郷・津軽の酒だったのでしょう。  


Posted by 鎌田 賢一 at 19:25

2013年06月18日

泡無上等

 BAR599ではタップから「バス・ペールエール」をお注ぎする際に、英国風に泡を少なめにお注ぎしています。
 本邦ではビール7に対して泡3で注ぐようにビール製造各社が推奨するようですが、そもそも1パイントのエールのご注文ならば、1パイントのグラスに1パイントのエールが入っていて当然で、泡が3割ならば、それは0.7パイントのエールでしょう。

 そこで当店では、これまでの泡少な目の注ぎ方以外にも、写真のような自然に立った泡だけにして後からの泡付けを行わない注ぎ方も承りますし、炭酸ガス圧を低くしてゆっくり「泡無し」でもお注ぎします。

 どうぞどちら様もご遠慮なく、エールの注ぎ方をご指定下さい。  


Posted by 鎌田 賢一 at 01:46

2013年06月17日

100点満点のウイスキー/ハイランドパーク25年

 辛口の評価で定評のある「アルティメット・スピリッツ・チャレンジ2013」で史上初の100点満点を獲得して優勝したウイスキーが、BAR599にはございます。

 おかげさまで入荷直後からお問い合わせとご注文が続いています。
 かまけん店長がスコットランド研修旅行の際に立ち寄ったハイランドパーク蒸留所でも試飲できた逸品でしたが、改めてテイスティングすると、その仕上がりの高度なバランスにうならされます。
 果たして100点満点のウイスキーの香味やいかに、どうぞBAR599でご賞味下さい。  


Posted by 鎌田 賢一 at 00:05ボトルのご紹介

2013年06月14日

映画『天使の分け前』上映記念テイスティングセット

 先日の休業日に、帝都で映画「天使の分け前」を観て来ました。

 これはスコッチウイスキーが物語の重要な鍵になっている、スコットランドの映画です。


 日々を懸命に生きる
 すべての人に幸せあれ! (予告編より)

 素晴らしい映画でした。
 私は激しく心を動かされました。
 そして観終わってすぐに、ウイスキーが飲みたくなりました。

 長野市では、7月6日から長野松竹相生座/長野ロキシーにて上映されます。
http://www.naganoaioiza.com/article/14802057.html

 BAR599には、劇中に登場するスコッチウイスキーを実際に飲み比べできるテイスティングセットをご用意してあります。
 店内にはパンフレットもございますので、併せて予習してから鑑賞するのも面白いですし、鑑賞後に当店で味わいながら映画の余韻にひたるのも面白いでしょう。

 かまけん店長も、当地での上映中に何度か映画館へ観に行く予定です。  


Posted by 鎌田 賢一 at 02:03

2013年06月05日

スコットランドから持ち帰った、グラスと水差しと栓抜きと

 スコットランドから持ち帰った、店へのお土産を整理しています。

 テイスティンググラス類は、右からグレンモーレンジ蒸留所オリジナル(蓋付き)、ハイランドパーク蒸留所オリジナル、オーバン蒸留所オリジナル、そしてトバモリー蒸留所オリジナルのクリスタル製ジャコバイトグラスです。

 そして水差しは、右からクライヌリッシュ蒸留所オリジナル、トバモリー蒸留所オリジナル(プリントされている銘柄はレダイグ)、バルブレア蒸留所オリジナルです。
 ウイスキーの味わい方として「加水」は欠かせませんので、ほとんどの各蒸留所ではロゴ入りの水差しをビジターセンターで売っています。

 店内で毎日使う物の一つとして、柄がスコットランドの国旗になっている、栓抜きを買ってきました。これはマグネットになっていて 、カウンター内の冷蔵庫の扉にぺたんと貼り付けておけてナイスです。

 こうしてグラス類を洗って拭き上げて眺めていると、スコットランドでの楽しい日々が思い返されます。スコットランドは素晴らしい文明国でした。またいつか、訪れたいものです。  


Posted by 鎌田 賢一 at 22:38

2013年06月03日

BALBLAIR バルブレア1992 樽出しハンドボトリング

 かまけん店長がスコットランドから持ち帰ったボトルの一つが、これです。

 北ハイランド地方のシングルモルトウイスキー「バルブレア」です。

 バルブレア蒸留所のビジターセンターに置いてあるウイスキー樽から直接瓶に詰めて、手書きのラベルを貼って、キャップのシールをしたものです。1992年蒸留の20年もので、樽番号3025番のバーボンバレル(約180リットル)です。

 かまけん店長のサインがしっかりと入っています。世界に一つのボトルです。

 箱にはバルブレアのマネージャー氏のサインも入れて頂きました。

 ボトリングした樽の前で記念撮影する私と、背後でピースしているのは世界的なウイスキー評論家でスコッチ文化研究所代表の土屋守氏です。

 鮮烈なバニラ香と長熟ならではの優しい甘さが、一気に鼻腔から頭頂まで駆け抜けていくようなシングルモルトウイスキーです。もちろん封を切ってBAR599でもお出ししていますので、1790年創業の老舗蒸留所の銘酒を、どうぞBAR599でご賞味下さい。  


Posted by 鎌田 賢一 at 01:38ボトルのご紹介

2013年06月02日

エントランスのポスターを架け替えました/平成二十五年水無月

 BAR599店内のポスターを架け替えました。

 エントランスとバックバーの両側に、映画にちなんだポスターを飾っていますが、何度もお越しいただいているお客様にとっても何か変化を感じて頂けるように、概ね3か月に2回ほどポスターを架け替えております。  


Posted by 鎌田 賢一 at 20:58