BAR 599

　暑中お見舞い申し上げます。

　こう暑い日が続いてはかなわないので、猛暑禁止にしました。
　どうぞBAR599で涼みながら、冷えたビールで喉を潤してください。  

　BAR599店内で、ウイスキーのボトルを手に取ってご覧になるお客様から、ラベルに書かれているこの銘柄は一体何と読むのかと、よく聞かれます。

　スコッチウイスキーとアイリッシュウイスキーの銘柄の多くは、ケルト人の言語である「ゲール語」が由来ですので、それを英語のアルファベットでつづってあっても、読みにくかったり読めなかったりするのは道理です。

　良くしたもので、今やweb上にはウイスキー銘柄のゲール語発音を現地のネイティブスピーカーに発音してもらった音声ファイルをまとめたwebページが存在します。
http://www.single-malt-scotch.com/Pronunciation.html
↑このページの発音が実にショッキングで、アイラ島のシングルモルトウイスキー「カリラ"CAOL ILA"」に至っては、およそカタカナで書くとすれば「クッ、ライラ」としか聞こえません。「カリラ」でも「カオル、イーラ」でもありません。

　こうしてまた、「ゴーゴースコットランド貯金」を続けていこうという気合が入ります。そうです、昨年の今頃観た映画「イリュージョニスト」のヒロインはスコットランドの離島の少女で、英語も話せるフランス人の主人公と言葉が通じないという設定でしたが、あるいは彼女は、当時（1950年代）わずかにいたのかもしれない、ゲール語のみを理解する島の少女だったのでしょうか。  

　BAR599の店外に置いてある黒板を、小さなライトで照らすようにしました。


　これで黒板に書いている内容が読みやすくなりました。  

　BAR599のバックバー最上段の向かって左端には、個性的なラベルのシングルモルトウイスキーが並んでいます。


　このゾーンに、新たに一本、ひときわ個性的なラベルのウイスキーが加わりました。


　先に申し上げますと、これはザリガニではなく、アイラ島名産のロブスターです。

　アイラ島と言えばウイスキーの島です、このボトルには「ボウモア」の17年物が詰められています。リフィルのホグスヘッド樽でじっくり17年間熟成されながら、アイラ島に吹き付ける偏西風の潮風を吸いこんだ銘酒を、加水無しの樽出し度数で、低温濾過なしで瓶詰してあります。
　「ウイスキーフェスティバル2012大阪」を記念して特別にボトリングされた120本のうちの一本を、どうぞ当店でご賞味ください。  

　BAR599のバックバーより、独立瓶詰業者のキングスバリー社による「レダイグ」９年物と「ダルユーイン」４年ものです。


　「レダイグ」は、スコットランドの島しょ地域にあるマル島のトバモリー蒸留所で作られていますが、主要商品の「トバモリー」とは違って、ふんだんに麦芽にピート（泥炭）を焚き込んで作った別ブランドのシングルモルトです。
　「ダルユーイン」は、世界で最も売れているスコッチウイスキー「ジョニー・ウォーカー」のキーモルト（主要原酒）のひとつですが、４年と言う短めの熟成年数だからこそ分かりやすいその個性が、「ジョニ赤」のあの風味と脳内で直結する面白い一本です。
　ボトラーズ物でもこのくらいの熟成年数ですとお値打ちにお出しできますので、どうぞお気軽にご賞味ください。  

　平日限定で、時々、店頭の黒板に「ハイボール500円」を告知しています。


　当店はいわゆるチャージが無いBARですので、ハイボールを一杯召し上がったお客様のお勘定は、500円です。信州も猛暑が続いていますので、まずは一杯のハイボールでのどを潤して下さい。  

　ご要望の多いカクテル「モヒート」を、当店でもお出しできるようになりました。


　バカルディ社のホワイトラムを使って、甘さ控えめにお作りしています。  

　BAR599のバックバーより、英国のエリザベス２世女王陛下即位６０周年記念のシングルモルトスコッチウイスキー、「ロイヤルブラックラ・ダイヤモンドジュビリー」12年ものです。


　英国王室御用達のワラントを授かって「ロイヤル」を冠するウイスキーのうち、この記念すべき年に選ばれたのは、このロイヤルブラックラ蒸留所でした。
　その初回瓶詰250本のうちの一本が、当店に入荷しました。瓶詰業者は信頼のダグラスレイン社で、同社がこだわるアルコール度数50度での瓶詰です。OMCシリーズは通常緑色のラベルですが、英国王室の慶事につき、藍色（ロイヤルブルー）のラベルが特別にあしらわれています。
　入荷して箱から出して、このボトルの様子を見た時点から店主は興奮しています。どうぞこの記念すべき一本をご覧いただき、ご賞味ください。
  

　信州でも蒸し暑い日が続いています。


　どうぞBAR599にお立ち寄りいただき、一杯のエールで喉を潤してください。
　一杯のエールから始まる夜は、それだけで素敵です。当店の生ビールは、英国のエール「バス・ペールエール」です。  

　BAR599のバックバーより、シングルモルトスコッチウイスキー「グレンモーレンジ」の限定版、「グレンモーレンジ・アルテイン」です。


　意欲的に独創的なシングルモルトウイスキーを世に送り出しているグレンモーレンジ蒸留所ですが、これはイタリアのトスカーナ州（州都はフィレンツェ）の銘醸赤ワイン「スーパータスカン」の空きワイン樽に移し替えて最終的に熟成させたものです。
　写真ではうまく伝わりませんが、ウイスキーの色が赤みがかっています。ワイン樽による熟成では、シェリー、ポート、マディラ、クラレット（おフランス・ボルドー地方の赤ワイン）、バーガンディー（同・ブルゴーニュ地方）の樽がありましたが、イタリアワインの、それも産地とグレードを限定したものは世界初でしょう。
　おかげさまでツイッターでの入荷速報直後から、続けてご注文いただいております。オフィシャルボトルながら数量は限られておりますので、どうぞお早めにご賞味くださいませ。  

　BAR599のカウンターはＬ字型をしていますが、その屈曲部分の奥、ポスターをかけている下の

この小さな棚のあたりには、主に新着ボトルや、店主が個人的にお勧めしたいボトルが置いてあることが多いのです。

　BAR599にご入店いただきましたら、バックバーだけでなく、ここに置かれているボトルもご覧ください。  

　ただいまBAR599では、「白州まつり」を開催中です。


　写真左から、「白州12年」「白州10年」「白州ヘビリーピーテッド（2012年版）」「ザ・カスク・オブ・白州ヘビリーピーテッド（1993年蒸留15年熟成）」の四本の白州をそろえております。それぞれに個性的な日本のシングルモルトウイスキー「白州」を、どうぞご賞味ください。  

　７月になりましたので、店内のポスターを架け替えました。


　今月のエントランスは、伝説の大女優の、あの方です。容姿から推察すると、映画「お熱いのがお好き」の頃でしょうか。  

　BAR599でもアイルランドのスタウト「ギネス」は大好評です。生ビールでも瓶ビールでもない、「サージャー」を使ってお出しする「パーフェクトパイント」のクリーミーな泡のギネスは、BARでゆっくりと味わうビールにふさわしいものです。


　現在はキリンビールさんが輸入業者なので、お願いして素敵なポスターを頂きました。
　スタウト本来の香味を楽しんでいただけるように、当店ではグラスを冷やさず、本邦の一般的なビールよりは高めの温度でお出ししています。