2012年07月29日

「クッライラ」が"CAOL ILA"のことか

 BAR599店内で、ウイスキーのボトルを手に取ってご覧になるお客様から、ラベルに書かれているこの銘柄は一体何と読むのかと、よく聞かれます。

「クッライラ」がCAOL ILAのことか
 スコッチウイスキーとアイリッシュウイスキーの銘柄の多くは、ケルト人の言語である「ゲール語」が由来ですので、それを英語のアルファベットでつづってあっても、読みにくかったり読めなかったりするのは道理です。

 良くしたもので、今やweb上にはウイスキー銘柄のゲール語発音を現地のネイティブスピーカーに発音してもらった音声ファイルをまとめたwebページが存在します。
http://www.single-malt-scotch.com/Pronunciation.html
↑このページの発音が実にショッキングで、アイラ島のシングルモルトウイスキー「カリラ"CAOL ILA"」に至っては、およそカタカナで書くとすれば「クッ、ライラ」としか聞こえません。「カリラ」でも「カオル、イーラ」でもありません。

 こうしてまた、「ゴーゴースコットランド貯金」を続けていこうという気合が入ります。そうです、昨年の今頃観た映画「イリュージョニスト」のヒロインはスコットランドの離島の少女で、英語も話せるフランス人の主人公と言葉が通じないという設定でしたが、あるいは彼女は、当時(1950年代)わずかにいたのかもしれない、ゲール語のみを理解する島の少女だったのでしょうか。



Posted by 鎌田 賢一 at 08:28